吃音を意識するなと言うけれど…なかなか難しい人間の脳と意識の話

こんにちは、元・吃音症で、現在は吃音克服に関する情報発信をしている、みっきーと申します。

吃音を克服するとは!?吃音克服とはどういう状態?の記事で、吃音を克服するために目指す方向性として、「どもったり・噛んだり・言葉に詰まったりすることが一切ない、アナウンサーのように上手に話す状態になることではなく、どもることに対して、心からどうでも良いと思っており、自信を持って話せる状態ということなのです!」と書きました。

吃音で苦しんでいる人にとって、言いたい言葉が出ない難発の症状が最大の苦しみですが、それと同じように、「ああ、どもったらどうしよう」という予期不安も深刻ですよね。

この”予期不安”は吃音当事者じゃなきゃ理解できませんし、反対に言えば、予期不安を無くすことが吃音克服に繋がっていきます

つまり、吃音のことを全く意識していない状態ですね。

意識しない!と決意するとかえって意識してしまう

そうは言っても、”吃音を意識しない”というのは、簡単ではありませんよね?

「よし!じゃあ、今日から俺は吃音を全く意識しないぞ!」と、決意しても、それだけでは症状が完全に無くなるわけではありませんし、どもったりすれば落ち込んでしまいますし、予期不安を払拭できませんよね…。

しかし、これは人間なら当たり前なのです!

人間の脳や意識のメカニズムの関係上、”意識しない!”と決めたものは”どうしても意識してしまうのです”

試しに、ちょっとテストしてみましょう。

  1. いまから、あなたの親しい友人を1人思い浮かべてください。
  2. そして、その人の裸の姿を、絶対に思い浮かべないでください!

どうですか?思い浮かべないぞ!と思うと、絶対に思い浮かべてしまいますよね、笑?

このように、人間は、意識しないようにすると、意識してしまうのです。

小さい頃、出かける前にお母さんに「ちゃんとトイレ行った?」と確認されて、つい行きたくなってしまったことがありませんでしたか?このように、人間の意識のメカニズムは、行動を左右してしまうのです。

なので、吃音を意識しないぞ!と決意することにより、かえって吃音を意識してしまうのです。

吃音を意識しないためには?

例えば、学校の教科書の音読でどもらないように、家で一生懸命に練習をしたことはありませんか?私も吃音に悩んでいた中学校時代、自宅での本読み練習がクセになっていましたが、それで吃音を克服することはなく、かえって予期不安が大きくなってしまっていました。”どもらないために練習する”という時点で、やはり吃音を強く意識してしまっているので、逆効果ですよね。

※抑揚の付け方や、感情の込め方など、プレゼンテーションに必要なスキルは、この時の教科書練習で身につけられた部分もあるので、いまとなっては全く意味が無かったわけではないです。ただ、それはあくまでプレゼン能力向上を意識してやるべきであり、吃音克服を意識するとやはり逆効果です。

それでは、吃音を意識しなくなるための方法ですが、

申し訳ありませんが、そんな方法はありません…。そりゃそうですよね、意識しないための方法を考えている時点で、吃音を意識してしまっているのですから。

それよりも、こういう状態をまずは目指してください。

吃音に対してニュートラルになることです!

どうするかと言いますと、自分を客観視してストレスを減らすことが、吃音を克服する鍵?の記事でも書いたように、自分を客観視するスキルを身に着けてください。

そうして、自分がどもろうが、どもるまいが、それによって感情を動かされなくなるようにするのです。どもってしまっている自分を上から俯瞰で見れるようにしましょう。この状態が、いわばニュートラルな状態です。

そして、ここでも大事なのが、このブログで再三書いている、吃音を離れたことろでの自己成長ですね!セルフイメージを高く持ち、自分に自信が持てるようになれれば、自然とニュートラルな状態が近づいてきますよ!

それではまた!

 

 

 

 

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