吃音を回避するテクニックは使用してOK?話しきることの方が大事!

こんにちは、元・吃音症で、現在は吃音克服に関する情報発信をしている、みっきーと申します。

長いこと吃音人生を送っていると、吃音を回避するためのテクニックを使うことが多くありませんか?むしろ、無意識に使う方も多いと思います。今回の記事では、そんなテクニックとの付き合い方について書いていきます。

結論から申し上げますと、吃音を回避するテクニックはどんどん使ってOK!です。

これはいったいどういうことなのか?それを解説する前に、まずテクニックについてまとめていきたいと思います。吃音を回避するテクニックは主に次の4つがあります。

  1. 挿入
  2. 言い換え
  3. 随伴運動
  4. 文頭の文字を飛ばす・入れ替える

名称は特に重要ではないので、インターネットでよく使われる表現を拾ってきました。具体的な使用シーンを解説していきます。

①挿入

これは、言いにくい言葉の前に、言いやすい言葉を加えて助走を取るようなテクニックです。たとえば、「ありがとう」という言葉がどうしても言えない場合は、「どうもありがとう」のように”どうも”を加えるなどです。また、「えーと」や「あのー」という語句を言いづらい言葉の前に加えて勢いをつける方法もありますね。

②言い換え

これは、言いにくい言葉を、意味の同じ別の言葉に言い換えるテクニックです。「鍵をかける」を「施錠する」と言い換えるなどです。これがクセになっていた私は、必死で国語辞典を調べまくったので、普通の人よりも知ってる単語が多くなった気がします、笑。

③随伴運動

これは、どうしても言葉が出ないときに、体の一部を手でたたいたり、足踏みをすることで、勢いをつけて声を出すテクニックです。どうしても他のテクニックよりも、不自然さが出てしまうので、正確には吃音回避とは言えないかもしれませんが、声が出しやすくなる場合もありますね。私は電話が掛けられないとき、自分の足を触りながら掛けていた時期があったのですが、これも広義の意味ではこの随伴運動にあたるかもしれません。

④文頭の文字を飛ばす・入れ替える

実は、このテクニックはインターネットでは見たことない、私のオリジナルなのですが、要は①挿入と②言い換えの合わせ技みたいなものですね。例えば、「やすだ君!」という言葉が言えなかったら、「…すだ君!」という感じで発生し、文頭を飛ばしてしまう方法です。また、「たなか君!」という言葉が言えなかったら、「ななか君!」と文頭を勝手に入れ替えてしまう方法もあります。どちらとも、雰囲気でわかってもらう方法ですね、笑。

このように、吃音を回避するとっさのテクニックを解説していきましたが、もちろんこれらのテクニックでは吃音を克服することはできません。あなたも経験があると思いますが、自分の中で必勝の(どもらず言える方法)テクニックを発見したとしても、次にその方法を試してみたら失敗した経験はありませんか?やはり、これらのテクニックは吃音という結果にフォーカスした対策なので、根本的な解決にはならないのです。

それでは、これらのテクニックは使用してはいけないのでしょうか?そんなことはありません!どんどん使ってOKです!

しかし、それは”吃音を回避するため”ではなく、”最後まで話し切るため”に使ってください。

どういうことかと言いますと、”吃音を回避するため”という意識で使っていると、それを使って話し終わった後に、「ああ、自分はこんなテクニックを使わないと、どもってしまうんだ…」と落ち込んでしまいますし、また、そのテクニックが通用しなかった場合に、「ああ、どもってしまった。なんだか吃音が酷くなっている気がする」と悩んでしまいます。なので、これでは、その場しのぎだけで、意味はありません。

そうではなく、もしテクニックに頼ったとしても、「確かにテクニックは使ったけど、それはあくまで最後までスムーズに話し切るためであって、どもろうが何だろうが自分には関係ない」というスタンスでいてください。別に最後まで話せたし、相手に伝わったんだからそれでOKです。そのスタンスでいれば、仮にテクニックが失敗して、どもってしまったとしても、「どもったけど、まあ大体相手に伝わったから、まあOKとしよう」と思えるようになってきます。

このように意識を変えるだけで、同じテクニックを使ったとしても、その後の吃音克服への道が違ってきますので、是非実践してください。

それではまた!

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